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食べてもカーテンにしてもOK!
ヘチマは、ヘチマ水やタワシの原料というイメージが強いですが、
沖縄ではナーベラーと呼ばれ、実が若いうちに収穫し、
野菜として漬物や炒め物などに利用されています。
漬物に使用する場合は皮付きでも利用できますが、
炒め物などにする場合は、皮をむいてタネごと調理します。
水分が多いので、味付けは濃い目がよいでしょう。
最近ではグリーンカーテンの素材としても人気があります!
ヘチマは葉が大きくて、よく茂るので濃い影ができ、
実はグリーンカーテンに、一番効果的なんです。

ナーベラーの味噌煮
■ヘチマ栽培のポイント
1.つるがよくのびるので、高さのある支柱や棚などに仕立てます
2.暑さには強いですが、水切れには注意します
3.仕立て方によって、摘芯の時期が異なります
◎品種
食用にするには、沖縄食用ヘチマや、太ヘチマなど、
繊維の少ない品種がお勧めです。
■ヘチマの栽培管理
日光を好むので、日当たりの良い場所で栽培しましょう。
湿度を嫌うので、できれば風通しの良い場所を選びます。
・植え付け
ヘチマの定植は、5月に行います。
本葉4〜5枚で、がっちりしている苗を購入し、植え付けます。
1u当たり堆肥2.5kgをすき込み、よく耕したら、
高さ30cmの高畝を立てます。
植え穴を掘り、株間60cmで植え付けます。
株元をマルチングしたり、ビニールキャップをかぶせたりして、
保温するとよいでしょう。
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棚仕立てもきれいです
・支柱立てと整枝
つるが伸びてきたら、支柱を立てます。
ヘチマは草丈2m以上にもなるため、高く丈夫な支柱を立てます。
ネットを張ったり、棚仕立てにしてもよいでしょう。
ネットを張ってカーテン仕立てにする場合は、定植時に摘芯し、
わき芽の発生を促します。
棚仕立ての場合は、親づるを早く棚上に届かせるため、
子づるは全てかき取ります。
親づるが棚上に届いたら、先端を摘芯し、子づるを伸ばします。
子づるは、勢いのよい2〜3本を残します。
はじめは子づるがまんべんなく棚上に広がっていくように誘引します。
子づるがある程度広がったあとは、放任で構いません。
・追肥
定植から約1ヵ月後に最初の追肥を施します。
株間にぼかし肥か鶏ふんを1つかみずつまきます。
実がなり始めたら、同様に2回目の追肥を施します。
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花も愛でましょう
■収穫
8月〜11月上旬が収穫期です。
食用にする場合は、着果から10日ほどたち、30〜40cmで収穫します。
実が大きくなりすぎるとかたくなります。
実はどんどん大きくなるので、採り遅れないように注意します。
完熟して大きくなった実は、
繊維だけを残してタワシに利用できます。
自分で作ったヘチマタワシは、愛着が湧きますね。
また、茎の下の方を切ってヘチマ水をとることもできます。
ヘチマ水は、9月上旬〜中旬頃にとります。
根元から50〜60cmくらいの高さで茎を斜めに切り、
根に繋がっているほうの茎を、清潔な容器に挿して、
ゴミや虫が入らないよう脱脂綿などでボトルの口をふさぎ、
ビニール袋で覆います。
作業は夕方〜夜に行い、翌朝容器を回収します。
できればいったん火を入れて殺菌し、冷蔵庫で保管します。

ヘチマタワシは自然素材で気持ちが良いです
■病害虫
ヘチマのコンパニオンプランツとして株間にネギを植えると、
ヘチマの病気を防ぐ効果が期待できます。
風通しが悪いとうどんこ病やつる割れ病が発生することがあります。
葉が茂りすぎるようなら、整枝・誘引をしましょう。
>>ヘチマのタネを各種見てみる
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