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まるまる太ったカブを作りたいですね


カブ(蕪)の見た目はダイコンに似ていますが、
実はダイコンよりもコマツナやハクサイに近い野菜です。

わが国では、ダイコンよりも古くから栽培され、
もともとは葉の方を主に利用してきました。

七草に「すずな」と、
カブ菜が挙げられているのは、その名残です。

カブは、煮物、漬け物はもちろん、洋風のシチューにも美味しいです。
カブの育て方を、ご紹介しましょう。


   
■カブ栽培のポイント

1.タネまき前に15〜20cmの深さまでよく耕します
2.乾燥に弱いので注意します
3.品種で収穫適期が異なるのでタネ袋などは保存しておきます 


カブには、直径15〜20cmを超える大玉の聖護院から、
直径5cmほどのコカブまで、様々な種類があります。

ここでは、大カブと中カブに絞って育て方をご説明します。


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中カブも種類が豊富で作りやすいです


■栽培管理

カブの発芽・生育適温は15〜20℃で冷涼な気候を好み、
-5℃までは寒さに耐えます。

一方、夏の暑さには弱く、
30℃を超えると生育が非常に鈍ります。

・タネまき適期
早春まき、春まき、夏秋まき(夏まき)があります。

暖地・中間地の早春まきは2月〜3月上旬、
春まきは3月下旬〜5月上旬、
夏秋まきは7月中旬〜9月です。

寒冷地の早春まきは3月〜4月上旬、
春まきは4月〜5月中旬、
夏まきは7月〜8月上旬です。

・用土作り
排水・保水性がよく、肥沃で有機質に富む、
粘質がかった土壌を好みます。

タネまきの2週間前までに、
1uあたり苦土石灰100gをまき、よく耕します。

1週間前になったら、1uあたり堆肥2〜3kg、
化成肥料100〜150g、熔リン50gをまき、
15〜20cmの深さまでよく耕し、
幅80〜100cm、高さ10cmの畝を立てます。


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発芽のようす


・タネまき
タネまき当日、土が乾いているようなら水やりをして、
土を湿らせてからタネをまきます。

厚さ5〜10cmの板などで
条間20〜30cmのまき溝をつけます。

溝に2〜3cm間隔で点まきにし、
タネの2〜3倍の厚さに覆土したら
クワなどで軽く押さえます。

・間引き
間引きは3回に分けて行います。

最初の間引きは、本葉の出始めの頃、
株間2〜3cmになるように間引きます。

2回目は本葉2〜4枚の頃、
株間5〜6cmになるように間引きます。

3回目の間引きは本葉5〜7枚目までに、
株間15cm(中カブ)〜25cm(大カブ)に
なるように間引きます。

間引く際は、残す株の葉と根を、
できるだけ動かさないように
押さえながら間引くのがコツです。


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追肥と土寄せで良いカブに育ちます


・追肥と土寄せ
最後の間引きが終わったら、追肥と中耕を行います。

1uあたり化成肥料100gを施します。
条間か畦間に施します。
株数が少ない場合は、株のまわりにまいてもよいでしょう。

追肥後、株がぐらつかないように軽く中耕、土寄せをします。

・水やり
乾燥に弱いので、真夏の乾燥期など、
土の状態を見て水やりをしてあげましょう。

乾燥後に大雨などで急激に水分を摂取すると
裂根といい、株が割れることがあります。

また、水分が過剰になると、根が変形したり、
奇形になったりします。

いずれも食用には問題ありません。

・その他の管理
カブは暑さに弱いため、夏場は
日よけをしてあげると良いでしょう。

早春や晩秋に栽培する際は、
マルチやトンネルを用いると、収量が上がります。


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嬉しい収穫です


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開花間近のつぼみをお浸し、辛子和えにしても美味しい!


■収穫

収穫適期は品種によって、タネまき後40〜100日、
根の直径2〜3cmから20cm以上のものまで
非常に差があります。

タネ袋などを見て、品種ごとの収穫の目安を
確認しておきましょう。

採り遅れると繊維質が増えて筋っぽくかたくなり、
スが入ることもあるため、大きな株から
早めに収穫していきましょう。


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クリームシチュー、煮物、お新香、おいしいです


■病害虫

カブはアブラナ科のため、連作するとアブラナ科
共通の根こぶ病が発生しやすくなります。

アブラムシ、コナガ、アオムシ、ヨトウムシ類、
キスジノミハムシなどが発生します。
捕殺や薬剤散布など、早めに防除します。

防虫ネットは、これらの害虫に効果が高いです。

>>カブのタネを各種見てみる
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