2016年のスイカも上出来! 縞王は爽やかな甘みとシャリ感が魅力
野菜や植物を育てるときに、間引きします。
間引きは、良い苗だけを残してその苗の生長を促す為に、
生育状態の良くない苗を抜いてしまう作業です。
スイカ栽培の場合は間引きを行うのと同じような目的で、
「摘芯」(てきしん)という作業を行います。
摘芯を行うものと行わない苗を1つずつ育ててみると生育の差がわかります。
摘芯して3〜4本の子づるを育てます。
実を大きく甘くするのが摘芯です
■摘芯とは?
摘芯とは頂芽(茎の先端の芽)を摘む作業を指します。
必要以上に茎が伸びてしまわないようにするためです。
植物の形を整える為に行う場合もありますが、
スイカ栽培では、必要以上に茎の成長に栄養を取られないようにして、
花を咲かせて実をつけさせる為に行います。
夏野菜では、ゴーヤも摘心すると実がたくさん収穫できますね。
■摘芯の方法
スイカ栽培では本葉の数が5枚程度で行います。
同時に親づるの節が丁度5〜6箇所できる時期でもあります。
本葉の数が、既に6枚や10枚の時点でも構いません。
目安としては本葉が5枚以上になってきたところで親づるの先端を切ります。
■子づると孫づるの手入れ
親づるが一番主となる蔓です。
蔓を切断するのはこの親づるの先端だけではありません。
成長するにつれて、親づるの節の部分から、
新しく枝分かれするように蔓が生えてきます。
これを「子づる」と呼びます。
また、この子づるからも枝分かれして生えててくる蔓、
これを「孫づる」と呼びます。
これらの「子づる」「孫づる」に関しても切除する必要があります。
子づるに関しては30cm〜40cm伸びてきた時点で、勢いの良い子づるを2〜4本程度残します。
また、残った子づるから生えている着果節までの孫づるは切除します。
スイカの実はこの子づる1本あたり1個結実させるように育てていきます。
家庭菜園のスイカは美味しい! 紅こだまです
■参考
・スイカの育て方|摘芯、摘果で大きく甘い果実を!
・スイカのプランター栽培|甘いスイカを収穫するために
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