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いろいろな品種があり楽しめます


ラディッシュは、ハツカダイコン(二十日大根)の名前の通り、
生育日数20〜40日程度で収穫できるため、
気軽に周年、作ることができる野菜です。 


   
■ラディッシュ栽培のポイント

1.タネまきをずらせば長期間収穫できます
2.水切れに注意します
3.採り遅れないよう、早め早めに収穫します 


「赤丸はつかだいこん」「レッドチャイム」赤くて丸いオーソドックスな品種の他にも、
楕円形で首が赤く、下へ行くほど白くなっていく「紅白」、
白くてまるでダイコンをそのまま小さくしたような「雪小町」など、
様々な品種があります。


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採りたてが美味しいです!


■栽培管理

生育期間が短いため、あまり手間がかからない野菜ですが、
根を肥大させるため、間引きだけはしっかりと行います。

・栽培環境
ラディッシュは生育期間が短く、冷涼な気候を好むため、
中間地、温暖地ならマルチやトンネルなどの利用によって、
真冬など1年中栽培することも可能です。 

反面暑さには弱く、高温が続くと根が太らないこともあります。

タネまき時期を少しずつずらして栽培すると、
長期間楽しむことができます。

・タネまき
植え付け2週間前に、1uあたり苦土石灰100gをまき、
よく混ぜ込みます。

1週間前になったら、1uあたり堆肥1kg、化成肥料50〜100g、
熔リン30gを混ぜ込み、深さ15〜20cmまでよく耕し、
幅50〜60cm、高さ10cmの畝を立てます。

タネまき前に土が乾いているようなら、たっぷり水をまき、
土を湿らせてからタネをまきます。

厚さ3mm程度の板などで、2条にまき溝を作ります。
まき溝に、1〜2cm間隔でタネをまき、覆土をします。

発芽するまでは、常に土が湿っているように管理します。


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間引き菜も、栄養があり美味です


・間引き

本葉が出揃ったら、間引きを開始します。
残す株の葉を傷めないように抜くことがポイントです。

葉が重ならないよう、早め早めに随時間引き、
本葉4〜5枚までに、株間4〜5cmにします。 


間引き菜も栄養豊富な緑黄色野菜のため、
無駄なく利用しましょう。

・追肥
本葉4〜5枚の頃の最後の間引きの後、
追肥を施します。

1uあたり30〜50gの化成肥料を、
条間か畦間に施します。

・水やり
土の表面が乾き始めたら、水やりをします。

真夏の高温期には、日よけをしてあげると良いでしょう。

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大収穫です!


■収穫

本葉5〜6枚になり、根の形が丸みをおびてきたら
順次、収穫できます。

収穫が遅れるとスが入り、品質が低下するため、
早めの時期から大きな株から順に収穫するとよいでしょう。


球形にならなかったり肥大しないなどの形状不良の
原因としては、肥料不足や過多、連続高温、日照不足、
間引きの遅れなどがありますが、茎葉は緑黄色野菜として
食べることができます。


■病害虫

病害の発生は少ないですが、害虫がつきやすいです。

特に、生育初期の本葉2〜3枚までの
アブラムシやキスジノミハムシ、ハモグリバエなどの
被害には注意し、見つけ次第捕殺します。

防虫ネットをしても良いでしょう。

>>ラディッシュのタネを各種見てみる
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