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うわ〜! おいしそう♪


トウモロコシには、別の株の雄花の花粉でないと
雌花は受粉しないという性質があります。

そのため、1列よりも、2列以上で栽培した方が
受粉がうまくいくという特徴があります。

また、異なる品種の花粉がつくと交雑して、
品種ごとの色や味といった特徴が出にくくなるので、
品種は1種類に決めて、複数の品種を混ぜずに
栽培しましょう。

どうしてもほかの品種のトウモロコシを栽培したい場合は、
花粉は風で飛ばされるため、200m以上はなすか、
開花期が重ならずにずれる品種を選びます。


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トウモロコシ畑

  
■トウモロコシ栽培のポイント

1.2列以上で栽培して、確実に受粉させます
2.交雑を避けるため、品種は1種類に絞ります
3.肥料切れに注意します 



黄色と白の粒が混ざったバイカラー種の「カクテル600」や
生で食べてもおいしいフルーツコーンの「ミルキースイーツ」、
クリーム色の皮色をした「バニラッシュ」などが育てやすいです。


■栽培管理

トウモロコシは生育旺盛で肥料を好みます。
肥料切れになると実の太りが悪くなるため、
追肥を忘れずに施します。

このようにトウモロコシは肥料食いのため、
土壌中に残った余分な養分を吸収してキレイにしてくれます。
そのため、野菜の輪作体系に組み込まれることも多いです。


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マルチを張ると丈夫に育ちます


・タネまきと育苗
タネまき適期は、暖地で4月〜5月中旬、
中間地で4月中旬〜5月、
寒冷地で5月中旬〜6月中旬です。

トウモロコシは高温を好み、栽培適温は25〜30℃のため、
気温が安定してからタネまきをしましょう。

タネまきの2週間前に、1uあたり苦土石灰
100〜150gをまき、よく耕します。

1週間前になったら、1uあたり堆肥2kg、
化成肥料100gをまいてよく耕し、
2列植えの場合は幅80cmの畝を立て、マルチを張ります。
マルチを張ることにより、地温を上げ、生育を促します。

株間30cm、列間50cmで、マルチにタネまき用の穴をあけます。
この穴に、底が平らな缶や瓶などの底を押しあてて、
深さ1〜2cmのくぼみを作ります。

1穴に3粒ずつタネをまき、土をかぶせて手のひらで軽く押さえます。
トウモロコシのタネは鳥に食べられやすいため、
不織布をベタがけにして防止します。

最後に不織布の上からたっぷりと水やりをします。

◎育苗と間引き
タネまきから7〜10日たち、発芽したら、不織布は外します。
生長のよくない芽を1本引き抜き、2本にします。
間引き後は、残した芽が倒れないように軽く土を寄せます。

タネまきの20〜25日後、草丈20〜30cmに育った頃、
2回目の間引きを行います。
生長の悪い株をハサミで切ります。


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わき芽はそのまま育ててだいじょうぶ


◎わき芽の処理は?
生長するにつれ、 株元からわき芽(分けつ)が出てきます。
以前は取り除いていましたが、最近では、
わき芽が株を支えて倒伏を防ぎ、
さらに光合成量も増えるため、そのまま放置するのが
主流になってきました。

わき芽の元気が良すぎて、主茎の生長を阻害しそうなら
取り除きますが、一般的には放置してもかまいません。

・追肥と土寄せ
タネまきの20〜25日後、2回目の間引きの後、
最初の追肥を施します。

1株あたり1つまみ(約3g)の化成肥料をまき、
株元に軽く土を寄せます。

2回目の追肥は、タネまきから50〜55日ほどたち、
草丈60〜70cmに育ち、雄花と雌花が出てくる頃に行います。

1回目の追肥と同様、マルチの穴に1つまみの化成肥料をまき、
土寄せを行います。

・人工授粉
タネまきの55〜60日後、人工授粉を行います。

茎の先端に出た雄花を手で揺すり、花粉をまわりの株に
散らして受粉させます。

・水やり
露地栽培の場合は基本的に水やりは不要ですが、
トウモロコシは乾燥すると実の肥大が悪くなるため、
乾燥が続くようなら、水やりをしてあげましょう。


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家庭菜園の味は抜群です


■収穫

タネまきの65〜70日後、ヤングコーンが収穫できます。

トウモロコシの収穫は、1株1本が基本です。
通常、一番上についた雌花が太るので、
そのほかの小さな雌花は、絹糸(けんし)と呼ばれる
ひげが伸び始めた頃に、ヤングコーンとして収穫します。

採れたてのヤングコーンは、サラダや炒め物にすると
シャキシャキとした歯ごたえと、甘みのある味を楽しめます。

タネまきの約80日後、絹糸が茶色く枯れてきたら
トウモロコシの収穫適期です。

付け根から横に倒すようにしてもぎ取ります。

トウモロコシは収穫直後が最も甘みが強く、
分単位で鮮度が落ちてしまうので、
採れたてをすぐにゆでて味わうのがオススメです。

市販のトウモロコシとはまったく違う味わいに
驚かれると思います。


■病害虫

幼苗のうちにネキリムシの被害にあうと致命的なため、
苗の植え付け後や発芽後に、予防として
STゼンターリやオルトランなどの薬剤を散布しておくと効果的です。

その他、アブラムシやアワノメイガの被害にあうこともあります。

病気はほとんど心配ありませんが、連作を繰り返すと
ゴマ葉枯病などの病気が発生します。

>>トウモロコシのタネを各種見てみる
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