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真夏のトウガラシ、綺麗です
トウガラシはほとんど手入れも要らず、
病害虫も少なく簡単に栽培できるので、
家庭菜園初心者にお勧めの野菜です。
薬味としても葉唐辛子の佃煮にしても、
家庭菜園のトウガラシは格別のおいしさです。
しかも、トウガラシの育て方を覚えれば、
トウガラシの仲間のピーマンやパプリカ、シシトウの
栽培にも応用できます。
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色が変わっていくのも、見ていて楽しいです
■トウガラシ栽培のポイント
1.タネからの栽培は難しいので、苗を購入します
2.十分気温が上がってから植え付けます
3.根は浅く張るので、水切れに注意します
トウガラシといえば日本では「鷹の爪」が一般的ですが、
家庭菜園ならば、珍しい品種も育てることができます。
世界一辛い「ハバネロ」や、沖縄の「島唐辛子」、
10〜15cmもある「バナナピーマン」など、
様々な種類があります。
■トウガラシの栽培管理
トウガラシの栽培法はピーマンに準じますが、
ピーマンより栽培期間が長いので、
元肥には有機物を多く施すとよいでしょう。
・植え付け
トウガラシは15℃以下では生育が止まる上、
初期生育が遅く、3カ月程育苗期間がかかるため、
タネから育てず、苗を購入した方がよいでしょう。
植え付け適期は、暖地は4月中旬〜5月、
中間地は4月下旬〜6月上旬、
寒冷地は5月中旬〜6月上旬です。
十分に気温が上がってから植え付けます。
トウガラシは水はけのよい土を好みます。
堆肥をたっぷりすき込み土壌改良すると豊作になります。
植え付けの2週間前に、苦土石灰を1uあたり150gまき、
よく耕しておきます。
1週間前になったら、1uあたり堆肥3kg、
化成肥料150〜200gをまいて耕し、
幅60cmの畝を立てます。
株間45〜50pで、根鉢を崩さないように苗を植え付け、
たっぷりと水やりをします。
トウガラシは根が浅く、風で倒れやすいため、
80cm程度の支柱を立てて誘引します。
・芽かき
一番最初に咲く「一番花」のつぼみが出てくる頃、
葉の付け根から出てくるわき芽を、一番花の上の2つだけを残し、
すべて摘み取り、3本仕立てにして育てます。
わき芽を摘むのは、栄養分がわき芽に分散されるのを防ぐためと、
風通しを良くするためです。
・追肥と土寄せ
一番花のつぼみがつく頃から、2週間に1回、
化成肥料を株元に施します。
・水やり
トウガラシは根が浅いため、乾燥に弱いです。
土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをします。
敷きわらを敷いてもよいでしょう。
ただし、水の与えすぎは厳禁です。
土が乾くと、根は水を求めて深くまで伸びます。
土が乾燥してから水を与えると、
根の生長が促され、丈夫な株に育ちます。
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収穫しました!
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葉唐辛子の佃煮、おにぎりにお弁当に、お茶漬けにつまみに絶品です
■収穫
青トウガラシを収穫するなら、開花後20〜30日で若どりします。
赤トウガラシは、開花後60日程度で、真っ赤に熟してから収穫します。
葉トウガラシの収穫は、2〜3番果が4〜5cmに出そろった頃
株ごと引き抜き、葉を摘み取って佃煮などに利用します。
■病害虫
トウガラシは比較的病虫害が少ない野菜です。
果実のお尻が黒くなっているのは、尻腐れといい、
水切れによりカルシウムが吸収できなくなることが原因です。
>>トウガラシのタネ、苗を各種見てみる