大人気のアイコ、育てやすく甘みが濃いです
トマトは雨に当たると実が割れやすくなりますが、
ベランダ栽培や雨よけシートなどで育てれば、
雨にぬれずに実りよく栽培できます。
ミニから中玉、大玉まで、同じ栽培方法です。
初めてのかたは、ミニ、中玉をっ標準プランターで2本、育てると良いです。
■トマトのプランター栽培のポイント
1.深くて大きめの容器で栽培します
2.人工授粉で、確実に第1花房に受粉します
3.1本仕立てにします
プランターで中玉や大玉トマトを育てる場合は、
わき芽をすべて取り除く1本仕立てにするとよいでしょう。

接ぎ木苗を使えばじょうぶに育ちます
■トマトの栽培管理
・容器
トマトは1株が大きく育つので、
深くて大きめのプランターで育てます。
1株あたり15L以上になるようにします。
・用土
トマトは、元肥はほどほどにして、
生長に応じて追肥を施すとよく育つため、
用土は普通の培養土で十分です。
・植え付け
プランターのそこに鉢底石を敷き、
その上に培養土を入れます。
ポットより少し大きめの植え穴を掘り、
水を注いで土を湿らせておきます。
ポットから苗を取り出し、
根鉢を崩さないように植え付けます。
植え付けたら、周囲を軽く手で押さえ、
株がぐらつかないようにし、
株から10cmほど離れた場所に支柱を立てます。
・支柱立て
支柱は、ピラミッド式か、らせん状支柱がよいでしょう。
ピラミッド式は、1株を3本の支柱で支える立て方です。
同じ長さの支柱を3本バランスよく立て、
上部をまとめて紐で結びます。
らせん状支柱は、トマトの茎をからませながら育て、
紐による誘引が不要です。
植え付け後は、鉢底から水が流れ出るまで、
たっぷりと水やりをします。

●部分のわき芽をかきとるのがコツ
・わき芽かきと誘引
1週間に1回程度の頻度で、わき芽を手で摘み取ります。
ピラミッド式支柱の場合は、伸びてきた茎を
紐などで支柱に結んで誘引します。
らせん状支柱の場合は、茎を支柱にからませるよう
誘導してあげましょう。

花房の下の脇芽は強いので、土に挿すと苗にできることが多いです
・人工授粉
最初の花房に2〜3個の花が咲いたら、
筆などで花を軽くなでるか、
ホルモン処理剤をかけて人工授粉します。
これは、トマトは最初の花房に実がつかないと、
栄養が茎葉に集中して花がつきにくくなる、
「つるボケ」になりやすくなるためです。
第二花房以降も人工授粉をしてあげると、
果実の中にタネがたくさんでき、
ゼリー部分が充実した重いトマトができます。
・追肥
最初の実がピンポン玉大になったら、
1株あたり一つかみ(約10g)の化成肥料を
株元にまいて追肥を施します。
それ以降も、2週間に1回、同様に追肥を施します。
・摘果と摘芯
摘果と摘芯を行うことで、残りの実に栄養分を
集中させ、大きくておいしいトマトの収穫をはかります。
1つの果房あたり3〜4個になるよう、
小さな実を摘果します。
さらに、下から3〜4段目の花房に花がついたら、
主枝の先端をハサミで切り取り、摘芯します。
*ミニトマトは摘果の必要はありません。
・水やり
トマトは雨の少ない南米アンデス高地原産ですが、
プランター栽培の場合は乾きやすいので、
土が乾いたら、たっぷりと水やりをしてあげましょう。
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色づいたら朝に収穫するとみずみずしいです
■収穫
実がヘタのきわまで色づいたら、
ハサミで切り取って収穫します。
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アブラムシは大発生する前に発見して捕殺します
■病害虫
根がいつも濡れた状態で乾くひまがないと、
根腐れを起こして下葉が枯れたりします。
水やりは、土が乾いたのを確認してから行いましょう。

疫病
葉や実に黒っぽい病斑ができ、次第に株全体が
枯れてしまうのは、疫病というカビが原因の病気です。
一度被害が出てしまうと、被害株を抜き取って
処分するしかありません。
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