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青ジソ、赤ジソとも育てておくと便利です


シソ(オオバ)は日本で古くから利用されてきた和風ハーブです。
その独特の香りには防腐力があります。

じょうずに栽培すると、
関東地方以南ではよく育ちます。

栄養も豊富で、ホウレンソウよりも
ビタミンA(カロテン)やカルシウム、ビタミンBが多い野菜です。


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家庭菜園で無農薬で育てたシソは香りが高くとってもおいしいです

   
■シソ栽培のポイント

1.タネは一昼夜水に漬けてからまきます
2.生育初期はベタがけで保温します
3.肥料切れ、水切れに注意します

シソは、子葉段階で収穫する「芽ジソ」、
葉を摘み取って収穫する「葉ジソ」、
蕾・花を穂ごと収穫する「穂ジソ」、
実を収穫する「こき穂」と、
生長段階に応じて収穫を楽しめます。


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シソ畑


■シソの栽培管理

シソは代表的な短日性植物のため、
日長が短くなる8〜9月に花芽ができます。

外灯の近くなどで栽培すると、開花が遅れ、
長期間オオバを収穫することができます。

また、シソはこぼれタネでもよく増えるため、
前年栽培した後をよく見ると芽が出ています。
それを移植すれば、タネまきをする必要はありません。


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シソの発芽


・タネまきと間引き
シソは寒さに弱く、発芽適温、生育適温も22℃前後と
高温を好みます。

暖地ならタネまきは3月下旬からできますが、
霜にあうと枯死するため、関東の露地栽培で直まき
する場合は、晩霜の心配のなくなる4月下旬以降にまくと
よいでしょう。

また、生育初期はベタがけをして保温・防霜をすると安心です。

タネまきの2週間前に、1uあたり堆肥2kg、
苦土石灰100gをまき、よく耕しておきます。

1週間前になったら、1uあたり化成肥料130gを施し、
よく耕して、幅70cmのベッド畝を作ります。

タネは、条間45cm、株間20cmで1ヶ所5〜6粒の
点まきにします。

シソのタネは外皮が非常にかたく、水分を吸収しにくいので、
一昼夜水に浸して吸水させてからまくと、発芽がそろいます。

また、発芽に光を必要とする好光性種子のため、
覆土はタネが隠れる程度に薄くし、軽く手で押さえて
タネと土とを密着させ、たっぷりと水やりをします。

◎発芽後は?
発芽後、本葉が出た頃と、本葉5〜6枚のころの2回に分けて
間引きし、1ヶ所1〜2本とします。

シソは初期の生育がゆっくりなので、生育初期は雑草に
負けないよう、こまめに除草し、中耕してあげると良いでしょう。

寒地などでは、直まきではタネまきが遅くなるため、
ポットなどで育苗してから定植するとよいでしょう。

・追肥と土寄せ
肥料切れを起こすと葉が小さく、葉色が淡くなります。

収穫期に入ったた6月下旬と7月中旬、8月中旬の3回、
追肥を施します。

1uあたり化成肥料20gを株間に施し、
水やりをして肥料を効かせます。

・水やり
水切れになると、葉が小さく、葉色が淡くなったり、
葉がかたくなったりします。

葉がかたいようなら、真夏の高温期は、
適宜水やりをしてあげると良いでしょう。


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芽ジソ、プランターや鉢でもシソを大きく育てられます


■収穫

・芽ジソ
発芽して子葉が開き、本葉が見え始めたものを
地際から切って収穫します。
プランター栽培や、用土を使わずにまくスプラウト栽培が
向いています。


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葉ジソ


・葉ジソ
草丈20〜25cm、本葉が10枚以上になったら収穫できます。
葉柄の元から切って収穫するとわき芽が伸びてくるので、
わき芽を伸ばしてから同様に収穫していきます。


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穂ジソ


・穂ジソ
8月になると、穂状に蕾を持った花穂が伸びてきます。
これを収穫したものが穂ジソです。
花穂の元部から開花していきますが、
開花始めのものはツマや薬味に、
開花し終わったものは天ぷらや佃煮に向いています。


・こき穂
開花し始めの花穂をしごいて青い実を落としたものが
こき穂です。
キュウリなどの野菜と混ぜて漬物にしたり、
佃煮などに利用します。


■病害虫

シソは病害虫に強いですが、アブラムシやハダニ、
シソフシガやベニフキノメイガなどの害虫の被害を
受けることがあります。

アブラムシやハダニがついたら、薬剤を用いて防除しましょう。

シソフシガは、茎の先端が異常にふくれ、こぶ状となります。
こぶの中には幼虫がいて、茎を食害します。

ベニフキノメイガは、葉を糸でつづりあわせて
中に幼虫が住み、葉を食害します。

シソフシガも、ベニフキノメイガも、被害を受けた部位を
取り除きましょう。

>>シソのタネを各種見てみる
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