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キンシウリ=金糸瓜は別名をソウメンカボチャといい、
ペポカボチャの一種です。

ゆでた果肉をほぐすとそうめん状になることから、
ソウメンカボチャと名が付けられました。

   
■キンシウリ栽培のコツ

1.鞍つきにして苗を植え付けます
2.本葉4〜5枚の頃に摘芯をします
3.人工授粉をすると実つきがよくなります

輪切りにし、蒸すかゆでてから中のタネを取り除き、
果肉を取り出してほぐすとソウメン状になります。

淡白な味わいで、シャキシャキした歯ごたえが特徴です。
三杯酢や和え物、炒め物、サラダ、汁物などに利用します。


■キンシウリの栽培管理

栽培しやすく、実付きもよいので家庭菜園向きです。
つる性の野菜で、つるは地面に這わせても、
ネットなどに誘引しても良いでしょう。

・タネまきと育苗
4月中旬〜5月中旬がタネまき適期です。

ポットに培養土を入れ、2粒ずつタネをまき、
たっぷり水やりをします。

本葉が3枚になるまでに、生育の良いほうを残して
1本立ちにします。

・植え付け
4月下旬〜5月、本葉4〜5枚のころが植え付け適期です。
日当りの良い場所を選んで植え付けます。

植え付けの2週間前までに、1uあたり
苦土石灰100gを施してよく耕します。

植え付け1週間前になったら、クワで直径30cm、
深さ30cmの穴を掘り、穴に堆肥2kg、化成肥料30gを施します。

クワでまわりの土を円錐形に集め、手のひらで頂上を
平らにならします。
これを”鞍つき”といいます。

鞍つきにした土の頂上に穴を掘り、たっぷり水やりをし、
水が引いたら苗を植え付けます。
植え付け後もたっぷり水やりをします。

・摘芯
本葉4〜5枚の頃に親づるを摘芯し、小づる3〜4本を伸ばします。
1番果は子づるの7〜8節に着果させるため、
それまでについた花は摘花します。

ウリ科の植物ですので、雌雄異花です。
着果率は良いほうですが、朝方に人工授粉を行うと、
さらに着果率が向上します。

・追肥と土寄せ
植え付け後、月に1回、7月中旬まで追肥を施します。

1uあたり化成肥料30gを株元に施し、土寄せをします。

・支柱立て
5月中旬〜6月中旬頃、パイプのアーチ支柱を組み立て、
全体にネットを張り、つるを誘引します。

地這いづくりにする場合は、敷きわらをして雑草を防除
するとよいでしょう。


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【5月中旬以降発送予定】そうめんかぼちゃ 2ポット「☆」


■収穫

7月〜8月中旬、開花後40日程度で収穫できます。
ヘタの部分がかたくなってくると、収穫適期です。
完熟果実は長さ20cmほどで、黄〜レモン色をしています。

ハサミなどでヘタを切り取って収穫します。

キンシウリは保存性に優れ、冷暗所に置けば2〜3ヶ月はもちます。


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キンシウりの酢の物


■病害虫

ウドンコ病や、ウリハムシ、アブラムシなどに注意します。
見つけ次第、薬剤で防除します。

>>キンシウリのタネ・苗を各種見てみる

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