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アサツキ、お料理に活躍してくれます
アサツキ(浅葱)は、ネギの仲間の球根性多年草です。
アサツキはチャイブの変異種とも言われています。
センボンネギ、ヒメエゾネギとも呼ばれます。
アサツキはとても丈夫で暑さにも寒さにも強く、
特に病害虫の心配もないので無農薬でも栽培できます。
除草以外は特に管理も必要ないので、
とても簡単に栽培できます。
菜園の片隅に栽培すると、とっても重宝しますよ。
多年草なので、一度植え付けたら何年も収穫できますが、
込み合ってきたら、植え替えてあげましょう。

アサツキの種球
■アサツキ栽培のコツ
1.丈夫なので、手がかかりません
2.植え付け時は、浅植えにします
3.無肥料でも育ちますが、追肥を施すと収量が上がります
アサツキは冬だけでなく開花後の夏も地上部が枯れますが、
実は枯れているのではなく休眠状態になっています。
9月頃になると、再び新芽が伸びてきます。
冬の場合は、暖地ではビニールトンネルなどで保温すると、
休眠から目覚めて新芽が伸び、冬でも収穫することができます。
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アサツキの花も美しいです
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群生させても綺麗で害虫除けにも効果的です
■品種
鬼アサツキと呼ばれる早生種と、八房と呼ばれる
晩成種があります。
早生種は、草勢は旺盛で耐寒性もありますが、
品質は晩成種よりも劣ります。
晩成種の八房は、よく分げつし、葉は太く、品質が良いです。
家庭菜園では、晩成種を栽培するとよいでしょう。
■アサツキの栽培管理
アサツキは頑強で、生育力が強いので、あまり畑を選びません。
植え付け後は、除草のほかは放任でもかまいませんが、
追肥を施すと収量が上がります。
・植え付け
植え付け適期は8月中旬〜9月上旬です。
植え付け2週間前に、1uあたり堆肥2kg、
苦土石灰150gをまいて、よく耕しておきます。
1週間前になったら、1uあたり化成肥料100gを施し、
よく耕したら、幅50cmの畝を作ります。
アサツキの種球は7〜8球ずつになっているので、
1〜3球ずつに分割します。
クワで植え溝を掘って植え付けます。
株間は、種球1球の場合は5〜6cm、
2〜3球の場合は15cm程度とします。
種球の先は少し土から出して、浅植えにします。
植え付けの際、種球が上下逆にならないように
注意してください。
植え付けから2週間程度で発芽します。
・追肥と土寄せ
植え付け1ヵ月後に、1uあたり化成肥料50〜100gを
施すと、収量が上がります。
◎プランター栽培は?
アサツキはプランターでも鉢でも簡単に栽培できます。
プランターの方が、冬の保温が容易ですので、
冬でも繰り返し収穫することができます。
プランターに7分目くらいまで用土を入れます。
用土は、赤玉土(小)7:腐葉土2:バーミキュライト1に、
10Lあたり化成肥料を10〜20g混ぜ込んだものを使用します。
株間5〜10cmで2球ずつ、2条植えにします。
種球の先は少し土から出して、浅植えにします。
アサツキは乾燥に弱いので、用土の表面が乾いたら、
たっぷりと水を与えます。
追肥は、薄めた液肥を1週間おきに与えます。
根元を4cmほど残して刈り取り収穫をすると、
繰り返し収穫できます。
寒さで葉が枯れても、ビニールトンネルをかけて保温すると
休眠から目覚めて、1ヶ月もすると再び収穫することができます。
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カツオやアジのたたきなど刺身の薬味にもぴったりです
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アサツキでヌタも美味ですよ〜
■収穫
収穫期は、12月〜3月です。
葉が20〜30cm程度になったら、適宜掘り取ります。
アサツキは根が深いので、スコップで丁寧に掘りあげます。
根元から4cmくらい残して刈り取り収穫をすれば、
繰り返し収穫できます。
このとき、追肥を施してあげましょう。
■病害虫
病害虫は特に心配ありません。
>>アサツキの球根を各種見てみる