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葉ネギは、主に西日本で栽培されています。
分げつ(茎をふやして大きくなる)しやすく、
肉質のやわらかい九条系品種を用いるのが一般的です。

同じ九条系でも、品種によって様々で、
小ネギとほとんど変わらないないものから、
土寄せをして、根深ネギのように太く育てるものもあります。


   
■葉ネギ栽培のコツ

1.セルトレイ育苗が簡単で、便利です
2.追肥は控えめにします
3.いつでも収穫できますが、用途に応じて太さを使い分けます

酸性土に弱く、生育後期に葉身の先端部が褐色に枯れる
葉先枯れ症にかかることがあります。

苦土石灰を施し、深くまで耕して、下層土の改良を行うのが
効果的です。


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分げつさせて本数を増やします


■作型と品種

作型によって、品種を選択します。

一般的には、低温期には太く仕上げ、
高温期には細く仕上げます。

《夏ネギ》
3月〜4月にタネをまき、6月〜7月中旬に定植、
8月〜9月に収穫します。
耐暑性が強い、浅黄系九条や、黒千本などが適しています。

《秋ネギ》
3月〜4月にタネをまき、7月に定植、
10月〜11月に収穫します。
葉が立性で、葉色が濃い黒千本などが適しています。

《冬ネギ》
3月〜4月にタネをまき、8月〜9月に定植、
12月〜3月に収穫します。
低温伸長性が強い九条太や小春などが向いています。

《春ネギ》
9月〜10月上旬にタネをまき、11月〜12月上旬に定植、
4月〜5月に収穫します。
葉身が薄くてやわらかく、耐病性もある九条太などが向いています。

《初夏どり》
10月にタネをまき、3月に定植、5月〜7月に収穫します。
浅黄系九条や、黒千本などが適しています。


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九条ネギは、根深ネギのように育てても美味しいです


■葉ネギの栽培

葉ネギの場合は、根深ネギのように土寄せをする必要がないので、
耕土の比較的浅い粘質土が適しています。

・タネまきと育苗
葉ネギは根深ネギのように深い穴を掘って植え付けなくてもいいので、
セルトレイ育苗が手軽でよいでしょう。

セルトレイに培養土を詰め、その上に同じ空のセルトレイを穴に
あわせて乗せ、手で押さえて鎮圧します。

穴の深さが5mm以上のときは、再度培養土を詰めて鎮圧し、
3〜5mm程度にします。

1穴に3〜4粒ずつタネをまき、たっぷりと水やりをします。

低温時はポリトンネルで覆ったり、暑い時期は、涼しい半日陰で
育苗します。

・植え付け
植え付け2週間前に、1uあたり苦土石灰150g、
堆肥2〜3kgを全面に散布し、土とよく混ぜます。

1週間前になったら、1uあたり化成肥料50〜60gを施し、
よく耕しておきます。

マルチ栽培をする場合は、肥料が流失しないものの
追肥がしにくいので、元肥を多めに施しておきます。

畝幅1.2mで3条、畝幅1.5mで4条植えが基本です。
条間30cmで、クワ幅で深さ5〜10cmの溝を掘り、
株間10〜20cm、1ヶ所2〜3本まとめて植え付けます。

セルトレイ育苗をした場合は、1穴の根鉢苗を
そのまま植え付けます。

株間は、早く、細く仕上げるときは密植に、
分げつさせてゆっくり太く仕上げるときは、
疎植にします。

定植時期は、上記の「作型と品種」を参考に、
タネまき後40〜60日(セルトレイ苗は40〜50日)、
草丈20〜30cmが目安です。

・追肥と土寄せ
植え付け後1カ月おきくらいに、追肥、
除草をかねた中耕、土寄せを1〜3回行います。

土寄せは、根深ネギのように高く盛り上げる必要はなく、
株が倒れない程度で十分です。

追肥は、多すぎるとべと病やさび病にかかりやすくなるため、
控えめに施します。

・水やり
高温期には、土が乾燥したら水やりをしましょう。


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ネギ坊主も炒めたり天ぷらにして食べられます


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薬味のネギも菜園で採れたものは香りが良いです


■収穫

収穫は、好みに応じていつでもできますが、
夏は葉梢の太さが8mm程度、
冬は15mm程度が一般的です。

ただし、夏は薬味に、冬は鍋物に使用されることが多いという
用途の違いによるものですので、好みに応じて
収穫するとよいでしょう。

株を間引くように収穫すると、残った株の生育がよくなり、
長く収穫を楽しめます。


■病害虫

べと病やさび病、葉先枯れ症などが発生したときは、
葉身を分岐部近くからすべて切って除去すると、
新しい健全な葉がすぐに伸びてきて、
そのまま収穫することができます。

>>ネギの苗を各種見てみる
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