.jpg)
サツマイモ、収穫が楽しみです
.jpg)
サツマイモの苗
サツマイモは植え付け時にいくつかのポイントがありますが、
あとはほとんど放任でも育ちます。
そのため、植え付け時にポイントを押さえておくと、
後の管理が楽になります。
■サツマイモ 苗の植え付け方のコツ
サツマイモの苗は、5月〜6月上旬が植え付け適期です。
・苗の選び方
茎が太くて適度にやわらかく、葉は広くて厚く、
葉柄が短いものがよい苗です。
また、節間(葉と葉の間隔)が短く、
がっしりとしたものを選びます。
また、苗の長さは25〜30cmくらい、5節以上あり、
葉の数は7枚程度がよいでしょう。
・元肥
植え付けの2週間ほど前に元肥を施し、
畝幅90〜100cmで、できるだけ高畝にし、
黒マルチを畝全面に敷いて地温を高めておきます。
元肥は、ニンジンやスイカなど肥料をたっぷり施した
作物の後に植え付ける場合は、不要です。
株間35〜40cmで植え付けますが、
葉の付け根(節)にイモができるので、
この部分を土に埋めるのがポイントです。
ただし、葉を埋め込まないように注意します。
・植え付け方
植え方にもいくつかやり方があり、
まっすぐに1〜3節を埋める直立植え、
斜めに2〜3節埋める斜め植え、
船底のように寝かせて植え、切り口を地上に少し出す船底植え、
水平に寝かせて植える水平植えがあります。
節にイモがつくため、水平植えが株あたりのイモ数が
一番多くなりますが、マルチングをした状態では
水平植えをするのは難しいです。
苗数や畑の広さなどを考慮して、植え方を選びましょう。
植え付けたら水やりをします。
その後は水やりは必要ありません。
苗を植え付けてしばらくはぐったりしていますが、
適度に土壌水分があれば、1週間もすると
発根・活着して、ピンと立ち上がってきます。
そのためには、植え付けを行う日は、風のない
曇りの日を選ぶと良いでしょう。
晴れている日に植え付けるならば、日の陰る
午後3時以降に植え付けます。
.jpg)
サツマイモ、植え付け前に苗をしおらせると?
■サツマイモの苗を活着させる裏技
サツマイモの苗は強いので、ほとんどの場合は
枯れることはありませんが、まれに枯れてしまうことがあります。
前年枯らしてしまったという方は、次の2つのポイントを
守って植え付ければ、まず枯れることはないと思います。
1.マルチングを避ける
地温を高めて、活着を良くするためにマルチは有効なのですが、
”過ぎたるはおよばざるが如し”で、昨今の温暖化で、
特に暖地ではマルチをすると地温が高くなりすぎることがあります。
地温が高すぎると、根が生える前に腐ってしまうことがあります。
2.鮮度の悪い苗を植える
一般的に苗は瑞々しく、しっかりしたものがよいとされていますが、
サツマイモだけはしんなり萎れかけたものの方がよいのです。
サツマイモは親イモから伸びた芽を切って苗とするのですが、
切り取られて水分補給が途切れると、苗は自分で根を生やそうとします。
しかし、瑞々しいうちに植え付けてしまうと、この時期は日差しも強くなるため、
根を伸ばす準備ができる前に枯れてしまうことがあります。
とはいえ、単に萎れかけた苗を購入しても、
本当に枯れかけているのかもしれないので、
瑞々しい苗を購入し、ご自分で管理した方がよいでしょう。
ダンボールなどの中に新聞紙を敷き、その上にサツマイモの
苗を並べて水をかけ、上にも新聞紙をかけてさらに水をかけます。
乾いたら水をかけながら、日陰で1週間〜10日置いておくと、
ちょうどいい具合に萎れているので、それを植え付けます。
よく見ると、根が生えている苗も多いです。
そのため、確実に活着するのです。
>>サツマイモの苗を見てみる
■参考
・サツマイモの育て方|中耕・土寄せで大収穫!
・サツマイモのプランター栽培|深型で元肥をがっちり大きい芋に
・サツマイモ 苗の作り方
・サツマイモ 肥料が必要でしょうか?
・サツマイモ 苗の植え付け方のコツ
・サツマイモの病気は?