
パプリカ、美味でお料理に活躍してくれます
今年は、パプリカの実付きが悪かったのです。
いろいろ調べてみましたら思い当たることがあるので、
来年の豊作を祈って、整理してみたいと思います。
パプリカの花がら(咲き終わった花弁)が、
いつまでも残っていることがあります。
本来、パプリカやピーマン、ナスなどのナス科の植物は、
自然に花がらが落ちる性質があります。
それが落ちないということは、生育が順調でない証拠です。
残った花がらは、灰色カビ病などの病気の原因になったり、
アザミウマが隠れていることもあるため、
取ってしまいましょう。
その上で水やりや追肥を適切に行い、
花がらが自然に取れるように、丈夫な株に育てましょう。

パプリカの花、着実が良くないときは受粉してあげます

パプリカが色ついていくのも楽しいです
■ピーマンと比べて、パプリカの実がならない理由は?
ピーマンとパプリカ(カラーピーマン)を同時に育てていると、
ピーマンはどんどん実がつくのに、パプリカは2〜3個しか
ならない、ということが起こります。
実は、これは正常なことなのです。
その秘密をご紹介していきましょう。
パプリカは、ピーマンと全く同じ腫なのですが、
肉厚で、完熟させたときにより甘い種類を選んでいます。
それなのにどうして収穫量が全然違うのかというと、
ピーマンは開花後15〜20日の、まだ未熟な実を収穫します。
パプリカは、開花後60日ごろの完熟した実を収穫するため、
ピーマンの3〜4倍もの養分を必要とするため、多くの実がならないのです。
一般的に、ピーマンは1株当たり55〜60個の収穫量が目安ですが、
パプリカは、1株あたり7〜8個程度となります。
パプリカは、完熟果を収穫するため株が疲れやすい上、
水切れ、肥料切れなどが起こると、とたんに生育が悪くなるので、
ピーマンよりは栽培が難しいといえます。
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パプリカのオレンジ、黄色もきれいです
■パプリカの花が咲いても実がつかない理由は?
パプリカの花が咲いても、実がつかないのは、
受粉していないことが原因と思われます。
花が咲いたら、中心を筆などでこすって、受粉を
助けてあげるとよいでしょう。

もし、葉ばかり茂っているようなら、つるボケの可能性もあります。
葉がたくさんありすぎると、栄養が実に行き届かず、
枯れてしまうのです。
枝葉が混み合っているようなら、混んでいるところを、
切ってあげると風通しも良く生長を助け、実に栄養が届きます。
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