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アスパラガスの収穫です! 甘くて絶品!
アスパラガスはタネをまいて収穫するまでの期間が長く、
通常2〜3年かかりますが、苗を購入して植え付ければ
家庭菜園でもすぐに収穫できます。
また、ホワイトアスパラガスは軟白栽培するため
家庭菜園では難しそうに思えますが、
意外と簡単にできますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
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アスパラガス、プロの畑です
■アスパラガス栽培のコツ
1.畑は深く耕し苦土石灰をまいて中和させます
2.タネからだと年数がかかるので苗から育てます
3.地上部をじゅうぶんに育て根を充実させます
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苗を求めて栽培すると早く収穫できます
■アスパラガスの栽培
アスパラガスは、高さ1〜1.5m、葉張り1m弱の大きさになるので、
それくらいの広さがとれる場所を確保する必要があります。
根を深く張るので、プランター栽培にはあまり向きません。
・土作りと植え付け
アスパラガスはタネから育てることもできますが、
苗にするまでに手間がかかることや、
収穫できるようになるまで2〜3年かかることから、
家庭菜園では苗を購入して植え付けた方がよいでしょう。
充実した株であれば、翌春から収穫が可能です。
苗の植え付けは、5月中旬の春植えか、
11月中旬〜12月上旬の秋植えにします。
春植えのほうが活着がよいといわれています。
植え付けの2週間前までに、1uあたり
苦土石灰2握りを入れてよく耕しておきます。
長い期間をかけて深く根を張る植物ですので、
畑の深くまで耕し、肥料を施す必要があります。
50cm間隔で植え穴を掘り、元肥として堆肥バケツ半分、
鶏ふんと油粕、化成肥料を各1握りずつ施してよく混ぜ、
10cmくらい土を埋め戻します。
1ヶ所あたり2〜3株ずつ、根をよく広げて、
根株が隠れるくらいの深植えにして植え付けます。
植え付けたら、乾燥防止のために敷きわらをします。
・追肥
3月中旬と5月下旬の2回、追肥を施して、軽く中耕します。
・水やり
地植えの場合、基本的に必要ありませんが、
夏、乾燥が続くようなら水やりをしてあげましょう。
・冬越し
冬になると地上部は枯れますが、根株は残ります。
地上部がすっかり枯れたら、病害の発生を防ぐため、
茎は刈り取って処分します。
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全部収穫せずに数本は残しておきます
■収穫
タネからはじめた場合は3年目、苗からはじめた場合は、
翌年の春、新芽が15〜20cmになったら、
地際から切り取り収穫します。
苗を植え付けた場合でも、茎が細いようでしたら
その年の収穫は見送り、株の充実をはかりましょう。
また、収穫する場合も、芽をすべて採りつくしてしまうと、
翌年のための株が残らなくなってしまいます。
3週間ほど収穫を楽しんだら、数本は残して生長させると、
8年ほど毎年収穫が楽しめます。
■病害虫
過湿になると、斑点病などが発生します。
雨よけや薬剤散布などで予防しましょう。
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シュールなアスパラ!
◆アスパラガスの種類とホワイトアスパラガスの作り方
一般的なアスパラガスはグリーンアスパラガスで、
それを軟白栽培するとホワイトアスパラガスになります。
グリーンとホワイトの差は栽培方法で、
品種の違いではないのがポイントです。
アントシアニン色素の多い紫色の品種もありますが、
アントシアニン色素は熱に弱いため、
加熱すると壊れて紫色が失われ、
グリーンアスパラガス同様の外見になります。
◎ホワイトアスパラガスの作り方
ホワイトアスパラガスを栽培するには、
新芽に光が当たらないように、やわらかい土を
25〜30cmほど盛り土して育て、
芽が地上に出ないうちに根元から切り取って収穫します。
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アスパラガスの花
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アスパラガスの実
◆アスパラガスの雄株と雌株
アスパラガスは雌雄異株で、雄花が咲く雄株と、
雌花が咲く雌株があります。
雄株の方が勢いが強く、収穫量も多い上、
穂先がよく締まったよいものが収穫できますが、
花が咲くまでは外見では見分けられません。
花の違いも、株をぱっと見ただけでは分からず、
小さな花をよく観察してみて、花の中に、
緑色の子房(実になる部分)がある方が雌花です。
ちなみに、受粉すれば秋には赤い小さな実をつけ、
タネも取れます。
しかし、アスパラガスをタネから育てるのは、
手間も時間もかかりたいへんですので、
長期の楽しみとして取り組みましょう。
>>アスパラガスの苗を各種見てみる