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イチゴの花がたくさん咲くと嬉しいです


イチゴは様々な品種が開発されていますが、
家庭菜園でも育てやすいのは、「ダナー」や「宝交早生」、
スーパーなどでもおなじみの「女峰」などが、
病気に強く、収量も比較的多いのでオススメです。

その他にも、よく実のつく「北の輝」、
甘みが強い「とよのか」「さちのか」、
甘みと酸味のバランスのよい「アスカルビー」なども人気です。


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マルチングをすると、よりじょうぶに育ちます


■イチゴの植え付け方法

イチゴは日当たりと水はけがよく、適度の保湿性と通気性を持った
肥沃な土地を好みます。

植え付けの2週間前に、1uあたり100〜150gの苦土石灰をまき、
よく耕しておきます。

1週間前になったら、1uあたり堆肥2kgと化成肥料150〜200gを施し、
よく耕し、幅60cm、高さ10cmの平畝をつくります。

イチゴの苗は、株間30cm、条間30cmの2条植えにし、
植え付け後はたっぷりと水やりをします。

苗は、クラウンと呼ばれる葉の付け根の膨らんだ部分が
太くてしっかりしているもの、葉の色が濃い緑色で、
光沢があるものが良い苗です。

また、「ウイルスフリー」と表示されている苗は、
無菌栽培で育苗した幼苗を、ウイルス病に感染しないように
育苗したもので、病気にかかりにくいためオススメです。


■イチゴの植え付けのコツ

イチゴの苗作りを行う場合は、4月〜5月に花つき苗を
購入して植え付け、伸びてきたランナーを仮植えして育て、
10月頃に定植します。

ですが、苗作りが大変な方は、10月頃に
苗を購入して、植え付けるとよいでしょう。

1.植え付け時期が大切
イチゴの植え付けの第1のポイントは、植え付け時期を
逃さないことです。

10月頃に植え付けると、翌年の春には収穫できます。
冬になると葉は茶色く枯れ、新しい葉が数枚だけ
残った状態になります。

しかし、春になれば、新しい葉を伸ばしてくれます。

枯れた葉は、カビが生えがちであり、
株が病気になりやすくなるため葉柄ごと取り除き、
ランナーが出たら、それも取り除きます。

イチゴの耐寒性は比較的強いですが、
株元には敷きわらをし、風よけや雪よけをしましょう。

敷きわらは、泥の跳ね返りを防ぎ、実が腐ったり、
病気になりやすくなるのを防ぐ働きもあります。

万が一、植え付け時期を逃した場合は、
プランターなどに植え、室内に置いておきましょう。

2.クラウンを埋め込まない
植え付けの第2のポイントは、植え付けの際、
”クラウン”と呼ばれる株元の膨らんだ部分を
埋めないように浅植えにすることです。

クラウンは生長点のため、埋めてしまうと
最悪の場合生長できなくなってしまうためです。


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苗を毎年新しくすると、元気に育ちます


3.毎年、苗を更新する
植え付けの第3のポイントは、毎年新しい苗を
植え付けることです。

イチゴは、一度植え付けてしまえば、
2〜3年はそのまま収穫できますが、
年々実は小さくなってしまうため、
毎年植え替えたほうが品質のよい実を収穫できます。

植え替えの際は、連作を避けるため、
必ず別の場所に植え付けましょう。

一度植え付けた場所には、1〜2年は植え付け
ないようにします。

4.植え付けの向きをそろえる
また、植え付け時のちょっとしたコツですが、
イチゴを植えつける向きを揃えると、収穫が楽になります。

イチゴの花は、株から伸びたランナーと反対側に
つく性質があります。

苗をよく見ると、短く切られたランナーのあとが残っているので、
それと反対側を通路に向けて植え付けると、
通路側に実がなるので、収穫が楽になります。


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家庭菜園のイチゴでおいしいデザートを作るのも楽しみです

>>イチゴの分かりやすい育て方はこちらです

>>イチゴの苗を各種見てみる

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