
庭やベランダにイチゴがあると嬉しいです
甘くておいしいイチゴは多年草の植物なので、
きちんと手入れをしてあげれば、一度植え付ければると、
何年も楽しむことができます。
家庭菜園の一角に植え付けておくと、
子供が喜んで、自分から収穫してくれます。
.jpg)
イチゴは、鉢でもプランターでも栽培できます
◎まずは品種選び
初心者でも育てやすい品種としては、
「女峰」や「宝交早生」などがありますが、
実際に食べておいしかった品種に挑戦してみても良いでしょう。
地元の特産品になっている品種なら、その土地にあうように
品種改良されているので、育てやすいでしょう。
■イチゴの栽培方法
・植え付け
苗の植え付けは、10月上旬〜中旬が適期です。
葉色が濃く、茎葉がしっかりした苗を選びますが、
特に”クラウン”と呼ばれる株元の部分が
しっかりしている苗を選びます。
植え付け2週間前までに、植え場所には苦土石灰を
施して、よく耕しておきます。
90〜110cm幅の平畝を作り、株間25〜30cmで植え付けますが、
植え付け1週間前に、1株あたり堆肥、腐葉土、乾燥鶏ふんを
各1握りずつ施しておきます。
苗を植え付ける際は、ランナー(長く伸びた茎)を内側にして
植え付けると、花はその反対側につくので、
向きがそろって収穫しやすくなります。
植え付け時は、株元の”クラウン”の部分を
埋めてしまわないように注意します。
植え付け後は、敷きわらなどのマルチングを施してあげると、
乾燥や、雨による土の跳ね返りなどが防げます。
.jpg)
イチゴ畑 マルチングをするとじょうぶに育ちます
・冬越し
冬になると、苗は休眠に入り、株がわい化するので、
小さくなったように見えます。
驚くかもしれませんが、春になれば再び芽を伸ばすので、
心配しないでください。
北側をよしずやビニールで囲って寒風よけにします。
雪が降る地域では、ビニールトンネルをかけてあげましょう。
冬の間も、液体肥料などを月に1〜2回施します。
3月中旬〜下旬頃、暖かくなってきたら、よしずなどははずし、
株元の枯葉やランナーなどを摘み取って整理します。
化成肥料を1株あたり1つまみ株元に施し、軽く中耕します。
.jpg)
イチゴの花もかわいらしく楽しめます
・開花と結実
4月になると、花茎が伸び、開花・結実します。
ランナーも出始めますが、この時期に出たランナーは取り除きます。
.jpg)
イチゴが鈴なり、収穫です!
■収穫
開花から30〜40日ほどで完熟します。
全体が十分に赤くなったものから、順次摘み取り収穫します。
■苗作り
すでにイチゴを栽培している方なら、自分で苗を作ることもできます。
イチゴは多年草とはいえ、甘くておいしい果実を収穫するには、
2〜3年ごとに植えかえて、株を更新した方が良いでしょう。
また、タワーポットやイチゴポットなどに栽培するのも、
変化があって見た目も楽しめます。
イチゴの収穫が終わった6月頃、親株を1uあたり2株になるように
間引いてしまいます。
残した株に、1株あたり化成肥料を1握り、株間に施し、中耕します。
7月になるとランナーが何本も伸び、数十もの子苗がつきます。
子苗が本葉2〜3枚になった頃、移植床に植え替えます。
7月下旬頃が目安です。
子苗の植え付け2週間前に、1uあたり堆肥バケツ2杯と
化成肥料1握りを施し、よく耕しておきます。
子苗は水切れしやすいので高畝にはせず、
90〜100cm幅の平床にします。
子苗は、親株側のランナーを2cmつけて切り取り、反対側は切り落として
株間15〜20cmでやや浅植えにして植え付けます。
植えつけたら、たっぷりと水やりをします。
夏季は、日中はよしずや寒冷紗で日よけをします。
ランナーが伸びてきたら、取り除きます。
10月まで育苗したら、定植します。
>>イチゴ苗を各種見てみる
[イチゴ栽培] ブログ村キーワード