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家庭菜園のタマネギは甘くて歯ざわりがよいです


タマネギは、上手に育てると、タマネギ嫌いの子供が、
生でかぶりつけるほど甘く育てられます。

美味しいタマネギ、ぜひ、家庭菜園で挑戦してみてはいかがでしょうか。
■オススメのタマネギの品種

家庭菜園では、地元で栽培されている品種を選ぶとよいでしょう。
昔から栽培されているタマネギには、札幌黄、愛知白など、
その地域の名前がついていることが多いので、参考になります。

そのほか、収穫日数で選んでもよいでしょう。

◎極早生種は、
11月上旬〜中旬に苗を植え、
4月下旬〜5月上旬に収穫できます。
代表的な品種は「チャージU」で、作りやすいため、
家庭菜園で人気です。

◎早生種は、
11月中旬〜下旬に苗を植え、5月中旬から収穫します。
「ソニック」「オメガ」は病気に強いです。
そのほか、「貝塚早生」「OA黄」が代表的な品種です。

◎中生種は、
11月下旬〜12月上旬に苗を植え、
6月上旬に収穫します。
「OK黄」「泉州黄」が代表的な品種です。
「O・L黄」も、作りやすい品種です。

◎晩生種は、
11月下旬〜12月上旬に苗を植え、
6月上旬以降に収穫します。
「ネオアース」が貯蔵性に優れ、人気の品種です。
その他にも、「もみじ」「淡路中甲高」「アタック」などが
代表的な品種です。

その他にも、紫タマネギや、ペコロスと呼ばれる小タマネギなどを
栽培してみてもよいでしょう。

また、子球を植えつけて育てる栽培方法をオニオンセットといいます。
8月下旬に植えつけると年内に収穫可能なのが魅力です。
「ホームたまねぎ」という名前でも販売されています。


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タマネギは大きさをそろえて育てるとよいものになります


■タマネギの栽培方法

・植え付け適期

植え付け適期は品種や地域によって異なりますが、
北海道〜東北では春植え、関東より南の地域では
秋植えがオススメです。

植え場所は、あらかじめ苦土石灰を1uあたり100gまき、
よく耕しておきます。

その後、溝を掘って、1uあたり堆肥2kgと化成肥料120gを
施して埋め戻し、幅60cmのベッド畝を作ります。
ポリマルチをすると、なお良いでしょう。

植え付けは、条間20〜25cm、株間15cmで苗を差し込み、
根が見えなくなる程度に植え付けます。

・追肥と土寄せ
植え付け半月後と3ヵ月後に追肥を施します。
条間に1uあたり化成肥料20gを施し、畝の表面を軽く中耕します。

1回目の追肥のあとは、上官へ敷きわらなどを敷き、
2回目の追肥のあとは、株元へ土寄せをして、
玉の露出による緑化を防ぎます。

遅い追肥は保存中の腐敗が多くなるため、注意します。


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収穫が楽しみです


■収穫

地上部が倒れ始めたら、必要な分だけ抜き取って収穫し、
全体が倒れたら晴天続きの時を選んで収穫します。

収穫後は、葉を束ねて風通しのよい日陰につるして貯蔵します。

>>タマネギの苗を各種見てみる
↓詳しい栽培方法はこちら
>>タマネギ栽培.com


■タマネギの薬効

タマネギには高脂肪食品を食べることによる
血漿コレステロール値の上昇を抑える効果があります。
コレステロール値が気になる方にオススメの食材です。

タマネギを切ると涙が出ますが、これは、タマネギに含まれている
硫化アリルという成分が揮発して、目に刺激を与えるからです。

この硫化アリルには、実は薬効があります。

硫化アリルとビタミンB1を一緒に摂取すると、
ビタミンB1の吸収を高め、利尿や発汗作用を促します。

また、血液をサラサラにするといわれ、
糖尿病や高血圧などの予防に有効といわれています。


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場所があれば、紫タマネギや小タマネギを作っておくと料理に活躍します
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