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トウモロコシ、実がなると嬉しい


トウモロコシには、1株に雌花が複数つきます。
しかし、一番上の雌花以外は、受粉する前、
できれば先端につく毛のような絹糸(けんし)が
出始める前にかき取ってしまいます。

雌花を1つだけ残すのは、1株に複数の実をつけていると、
養分が分散されて実の出来が悪くなるからです。

プロの生産農家の畑を見ていると、品種によっては
2穂目の収穫をする場合もありますが、
家庭菜園では1つを大切に育てた方が
おいしい実を収穫できます。

かき取った雌花は、”ヤングコーン”として
利用できるので、無駄がありません。
ゆでてサラダにしたり、炒めものなどに利用できます。


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実が入れば、おいしいトウモロコシが♪


■トウモロコシの実がつかない理由

トウモロコシは、受粉後25日程度で収穫できます。
しかし、先端まで実がつかなかったり、
ほとんど実が入っていないことがあります。

これには、2つの原因があります。

1.ほとんど実が入っていなかった場合
この場合は、授精が不完全だった可能性が高いです。

トウモロコシは雌花と雄花が別々に咲く植物ですが、
雌花と雄花の開花時期がずれる場合も多くあります。

そのため、少ない本数しか植えていない場合は、
雌花と雄花の開花時期がずれた場合に、
授精せずに実がつかないことがあります。

できれば、同一品種を5本以上栽培しましょう。
雄花が咲いたら、手でゆすって花粉を飛ばし、
雌花にかけるようにすると、なお良いでしょう。

2.先端まで実がつかなかった場合
この場合は、未授精ではなく、『先端不稔』といい、
先端まで栄養が回らなかった可能性が高いです。

受粉後、実が肥大する時期に肥料切れを起こしたり、
乾燥が続いて水切れを起こしたりすると
先端不稔になりやすいです。

追肥を欠かさず、晴天が続く日は水やりをしっかりします。



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