
半日陰に植え付けます
ミツバは、別名ミツバゼリとも呼ばれるセリ科の多年草です。
さわやかな香りが魅力の、古くから愛されてきた香味野菜です。
日本で古くから野草として食用にされ、
江戸時代になって栽培されるようになりました。
香りが豊かなだけでなく、ビタミンや鉄など
栄養も豊富です。
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収穫後の追肥で、新芽が伸びて再び収穫できます
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プランターや鉢でもじゅうぶん育ちます
■栽培管理
ミツバは収穫方法により、光に当てて育てた青ミツバ(糸ミツバ)、
遮光して軟白栽培した切りミツバ(白ミツバ)、根ミツバに分けられますが、
家庭菜園で地植えにする場合は、青ミツバになります。
半日陰でも良く育ち、あまり手もかからないため、
育てやすい香味野菜です。
冷涼な気候と湿り気のある場所を好みますが、
夏の暑さや乾燥には弱いです。

ミツバの発芽
■タネまきと間引き
4月〜9月中旬が適期ですが、1年中タネをまくことができます。
ミツバは直まきにしますが、タネまきの1週間前に、
1u当たり苦土石灰を1握りまいて耕しておきます。
肥沃な土を好むので、1uあたり堆肥バケツ1杯と、
化成肥料2握りをまき、1m幅のベッド畝を作ります。
深さ5mmほどの浅い溝を作り、タネが重ならないように
溝に均一に筋まきにします。
ごく薄く覆土して軽く押さえ、水やりをします。
乾燥すると発芽が遅れるので、乾かさないようにします。
葉が込みすぎているところは随時間引き、
株間3cmほどになるようにします。
発芽率が低いため、食材として売られている
ミツバの根元を植え付けて再生するのも、
手軽でよいでしょう。
■水やり
土が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
■冬越し
多年草ですが、古株になると香りが弱まるので、
晩秋になったら手仕舞いし、
毎年作り直したほうがよいでしょう。

汁やスープ、丼ものに、家庭菜園のミツバは香り良くたいへんおいしいです
■収穫と追肥
5月中旬〜11月中旬、草丈が20〜25cmになったら
収穫できます。
株元にハサミを入れて、切り取り収穫します。
株元を3cmほど残して収穫し、
収穫後に1u当たり軽く1握り(約10g)の発酵油かすなどを
施せば、新しい葉が伸びて、再び収穫できます。
■病害虫
夏は、暑すぎると立枯病が出やすいので、
日差しが強すぎるようなら寒冷沙で覆って涼しくしたところで育てます。
アブラムシがつくことがあるので、見つけ次第防除します。
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