Japanese radish (4).jpg
ダイコン、病気も少なく作りやすいです


ダイコンは1年を通して栽培できますが、
寒さに強く、18〜20℃でよく生長するため、
秋まきが作りやすいです。 



■品種

秋まきダイコンは、青首ダイコンの「耐病総太り」
「YR勝太郎」などが育てやすいでしょう。

品種名の頭に「YR」とついているものは、
萎黄病に抵抗性がある品種のため、
そういった品種を選んでも良いでしょう。

練馬大根や聖護院大根も、秋まき品種です。


■土作り

秋まきダイコンは生長がよいため、
畑は深くまでよく耕し、肥料も深くまで入れておくことがコツです。

ダイコンは直根性で移植を嫌うため、直まきにします。
8月下旬〜9月中旬がタネまき適期です。

タネまきの2週間前までに、1u当たり苦土石灰を2握りまき、
深さ30〜40cmまでよく耕しておきます。

1週間前になったら、1u当たり堆肥を2kgまき、
畝幅60〜70cmの平畝を作ります。

深さ3〜4cmのクワ幅の溝を掘り、25〜30cmおきに
元肥として化成肥料1握りをいれます。


Japanese radish.JPG
中型のダイコンを選べば、大き目のプランターでも育てられます


■タネまき

元肥と元肥の間に、タネ間を1cm以上あけて、
5〜6粒ずつ点まきにします。

薄く土をかぶせたら、たっぷりと水やりをします。
覆土をした上から腐葉土やもみ殻をかけておくと、
乾燥防止になります。
マルチングをしてもよいでしょう。

2〜3日すると発芽しますので、
本葉1〜2枚で1ヶ所3〜4株に、
本葉5〜6枚で1本立ちにするよう、
間引きながら育てます。


daikon (1).JPG

daikon (2).JPG
ダイコン、袋栽培なら大きいものが3本はできます


■追肥

最初の間引き後に1回目の追肥を、
2回目の間引き後に2回目の追肥を施します。

1u当たり油粕や化成肥料などを軽く1握り施しますが、
このとき、葉や生長点にかからないように株から少し離し、
周囲にまくのがポイントです。

追肥のたびに中耕し、土寄せをします。


Japanese radish (3).jpg
ダイコン畑、もう収穫です


■収穫

タネまき後、早生種なら50〜60日、
晩生品種でも90〜100日で収穫できます。

採り遅れるとスが入りやすくなるため、
地上部の首の太り具合を見ながら、
早めに収穫した方がよいでしょう。

青首ダイコンなら、首の太さが6〜7cmぐらいが収穫の目安です。

初霜の前には収穫を終えるようにします。


■病害虫

病害は、それほどありません。

アブラムシ、キスジノミハムシが、
まれに発生するので薬剤などで予防します。

>>ダイコンのタネを見てみる

*ダイコン栽培のことなら、
>>ダイコン栽培.com
 カテゴリ
 タグ